転職について
介護士として働いていると、「今の職場を変えたい」「もっと働きやすいところがあるのでは?」と転職を考えるタイミングがありますよね。
僕は4度の転職を経験、面接は20回ほど受けています。
しかし、転職にはメリットもあればリスクもあります。今回は、介護士歴15年の筆者が「転職前に知っておきたい注意点」を7つにまとめました。
後悔しない転職のために、ぜひチェックしてみてください。
① 給与だけで判断しない
転職先を探すときに、まず目が行くのが「給与」。
ですが、高収入に見える求人でも、その多くは夜勤手当や残業代、施設特有につけている加算が含まれていることがあります。
特に「基本給」は賞与や退職金の計算にも関係するので、必ず確認しましょう。
いざ入社してから手取りが下がることは普通にあります。
特に今は国から処遇改善加算が支給されていますが、どの職種に、また勤続年数にと、年々変化をさせている職場が多いです。
手取りが思ったより少ない…と後悔しないためにも、給与の内訳に目を向けることが大切です。
② 人間関係の雰囲気を事前にチェック
介護現場では、スタッフ同士の連携が不可欠です。
いくら条件が良くても、人間関係が悪ければ長く続けるのは難しくなります。
意外と面接中にうちの施設はこんなスタッフの特徴があると教えてくれる面接担当の方も多いです!
職場見学が可能であれば、実際に足を運んで雰囲気を感じてみましょう。
また、転職サイトの口コミやエージェントの情報も参考になります。
エージェントとの信頼関係を重ねていくと施設の裏情報や退職理由を聞けることがあります。
③ 施設の種類・方針を理解しておく
介護施設にはさまざまな種類があります。
特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、有料老人ホーム、グループホームなど、それぞれ業務内容や求められるスキルが異なります。
「自分がどんな介護をしたいのか」を明確にしておくと、ミスマッチを防げます。

その施設の規模一つで求められる能力は違います。
施設の規模や従業員数、フロアの作りも把握しておく必要があります。
④ 転職理由をはっきり整理しておく
面接では必ず「なぜ転職するのか?」を聞かれます。
ここで自分の思いや目標をしっかり伝えられると、好印象につながります。
また、転職理由が曖昧だと、次の職場でも同じ悩みを繰り返す可能性があります。
「何を変えたいのか」「何を重視したいのか」を言語化しておきましょう。
⑤ 夜勤回数や勤務体制をしっかり確認
求人票に「シフト制」と書かれていても、実際の夜勤回数やシフトの希望が通るかどうかは職場によって異なります。
家庭やプライベートと両立したい方は、夜勤の回数・希望休の取りやすさ・急なシフト変更があるかなども確認しましょう。
⑥ 資格・スキルの活かし方を見極める
せっかく取得した資格や経験が、転職先で評価されないのはもったいないですよね。
介護福祉士や実務者研修、認知症ケア専門士など、自分の持っている資格が活かせる職場かどうかは事前に調べておくと◎。
キャリアアップを目指すなら、「研修制度があるか」「リーダー職への登用があるか」などもチェックしましょう。
⑦ 焦って転職を決めないこと
「もう辞めたい…」と強く思っていると、つい焦って転職先を決めてしまいがちです。
しかし、情報収集が不十分なまま転職すると、「こんなはずじゃなかった…」という結果になることも。
一番は常に情報収集をしておけるといいかもしれませんが、普通に働いているとその時間はなかなか取ることも難しいです。
今の職場を続けながらでも構いません。複数の職場を比較し、自分に合った転職先を見つける時間を大切にしましょう。
近隣の同業の情報だけでも得ておくと転職時には負担が減り、焦ることも少なくなりますよ。
まとめ
介護士の転職は、人生や働き方を大きく左右する大切な選択です。
今回ご紹介した7つの注意点を意識することで、より良い職場に出会える可能性が高まります。
焦らず、自分のペースで進めていきましょう。

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